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相続手続きを自分でやる方法|専門家なしでできる・できない手続きの全比較

公開日: 2026/5/7最終更新: 2026/6/13

本記事の情報源について

法務省・国税庁・裁判所・日本年金機構・金融庁等の公的機関の情報をもとに作成しています。 内容の正確性に努めていますが、法令は改正される場合があります。 具体的な手続きについては最新の公的情報をご確認のうえ、司法書士・弁護士・税理士等の専門家にご相談ください。

目次

  1. 1. 相続手続き:自分でできるかどうかの判断基準
  2. 2. 自分でできる手続き一覧
  3. 3. 専門家への依頼が必要・推奨される手続き
  4. 4. 自分でやる場合の具体的な手順
  5. 5. 自分でやる場合の注意点とよくあるミス
  6. 6. 平日に窓口に行けない・遠方在住の場合
  7. 7. よくある質問

相続手続き:自分でできるかどうかの判断基準

相続手続きを自分で行えるかどうかは、ケースの複雑さによって大きく異なります。以下のような「シンプルなケース」であれば、多くの手続きを自分で行うことができます。逆に相続人の数が多い・不動産が複数ある・遺産分割で意見が合わない・相続税申告が必要といった場合は、専門家のサポートを検討することをお勧めします。まず自分のケースがどちらに当たるかを把握することが、効率的な手続きの第一歩です。

  • •相続人が少ない(配偶者と子のみなど)
  • •遺産分割で相続人間の意見が一致している
  • •不動産が1件程度で評価が単純
  • •相続税の課税が生じないと見込まれる(基礎控除以内)
  • •被相続人に借金がなく、財産内容が明確

自分でできる手続き一覧

以下の手続きは、書式・手順が整備されており、多くの場合ご自身で対応することができます。各手続きの書式は裁判所・法務局・国税庁のウェブサイトで入手可能です。

  • •死亡届・火葬許可証の申請:市区町村役場で対応
  • •年金停止・健康保険証返却:年金事務所・市区町村役場
  • •銀行口座の相続手続き:各金融機関の窓口(遺産分割協議書・戸籍謄本等が必要)
  • •相続放棄:家庭裁判所(裁判所ウェブサイトに書式あり・申立手数料800円)
  • •相続登記:法務局(登記相談窓口あり・オンライン申請も可能)。自分でやる手順の詳細は「相続登記を自分でやる方法」を参照
  • •遺産分割協議書の作成:書式例を参考に自分で作成可能(公証役場で公正証書にする方法もある)
  • •準確定申告:国税庁の確定申告書作成コーナーを利用
📎相続手続き自己申請案内|法務局

専門家への依頼が必要・推奨される手続き

次のようなケースでは、専門家に依頼することで時間・労力・リスクを大幅に軽減できます。自分でやろうとして途中で行き詰まるケースも少なくないため、早めに専門家への相談を検討してください。

  • •相続税申告が必要なケース(不動産評価・各種控除適用に専門的知識が必要)
  • •遺産分割で相続人間の意見が合わない・交渉が必要なケース(弁護士)
  • •相続人が多く・認知症の相続人がいるなど複雑なケース(司法書士・弁護士)
  • •農地・非上場株式・海外資産など特殊な財産があるケース(税理士・司法書士)
  • •相続放棄の期限が過ぎた可能性があるケース(弁護士・司法書士)
  • •相続人の一人が協議に応じないケース(弁護士)

自分でやる場合の具体的な手順

自分で手続きを進める場合の基本的な流れを説明します。まず全体の手続きリストを作成し、期限を把握することが重要です。戸籍謄本は複数の手続きで必要になるため、多めにコピーを取得しておくことをお勧めします。

  • •STEP1: 相続手続きのリストを作成し、期限を確認する
  • •STEP2: 戸籍謄本一式を収集する(被相続人の出生から死亡まで+相続人全員分)
  • •STEP3: 各手続きの書式を裁判所・法務局・国税庁のウェブサイトから入手する
  • •STEP4: 必要事項を記入し、添付書類を揃える
  • •STEP5: 窓口提出または郵送・オンライン申請で各手続きを完了させる

自分でやる場合の注意点とよくあるミス

ご自身で手続きを行う場合のよくあるミスと対策を紹介します。特に戸籍謄本の収集は、被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍が必要で、転籍歴がある場合は複数の市区町村に請求が必要になります。事前に「どの書類が何通必要か」を各窓口に確認することをお勧めします。

  • •戸籍謄本の不足:出生から死亡まですべてが必要。複数市区町村に分散している場合も
  • •実印・印鑑証明書の準備不足:銀行・登記手続きで必要。有効期限(発行から3ヶ月以内)に注意
  • •期限の見落とし:相続放棄(3ヶ月)・準確定申告(4ヶ月)・相続税(10ヶ月)を手帳に記録する
  • •相続財産の見落とし:預金通帳・不動産登記簿・証券口座を網羅的に確認する
  • •遺産分割協議書の記載ミス:物件の表示は登記簿謄本の記載に合わせる

平日に窓口に行けない・遠方在住の場合

仕事をしながらの手続きや遠方在住の場合でも、郵送やオンラインで対応できる手続きが増えています。相続放棄の申立ては郵送で行えます。相続登記はオンライン申請が可能です(登記・供託オンライン申請システム)。銀行の相続手続きは郵送対応してくれる金融機関も増えています。平日窓口対応が難しい場合は、各手続き先に事前に電話で確認することをお勧めします。また、司法書士・行政書士に手続きを代行してもらうことで、平日の窓口訪問を最小限にすることも可能です。

よくある質問

Q. 仕事しながら相続手続きは自分でできますか?

多くの手続きは郵送やオンラインで対応できるため、仕事をしながらでも進めることができます。ただし、銀行窓口・法務局・公証役場などは平日のみ対応の場合が多いため、有給休暇を活用するか、代理人(司法書士・行政書士)に依頼することも検討してください。手続きリストを作り、郵送可・窓口必要・オンライン可の3つに分類すると進めやすくなります。

Q. 実家が遠方で窓口に行けない場合はどうすればいいですか?

多くの手続きは郵送申請が可能です。戸籍謄本はオンライン(マイナポータル経由)や郵送で取得できます。相続放棄は家庭裁判所に郵送で申立てできます。相続登記はオンライン申請が可能です。遠方の不動産や実家の手続きは、現地の司法書士に依頼することで、ご自身が行かずに対応できる場合も多いです。

Q. 相続手続きで一番難しいのはどの手続きですか?

一般的に難易度が高いとされるのは、相続税申告(不動産評価・各種控除の適用)と、不動産が複数・相続人が多い場合の相続登記です。遺産分割で意見が分かれている場合の協議・交渉も複雑です。一方、死亡届・年金停止・銀行口座の相続手続きは比較的シンプルで、書類を揃えれば自分で対応できることが多いです。

Q. 自分で手続きして間違えた場合はどうなりますか?

手続きの種類によって対応が異なります。相続放棄は一度受理されると原則として取消不可のため、申立て前に慎重に確認することが重要です。相続登記は登記内容に誤りがあった場合、更正登記で訂正できます。相続税申告は誤りがあった場合、更正の請求(過大申告の場合)または修正申告(過少申告の場合)で対応できます。いずれの手続きも、不安な点は提出前に窓口で確認することをお勧めします。

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本記事は情報提供を目的としており、法律相談・税務相談ではありません。具体的な判断は司法書士・弁護士・税理士等の専門家にご相談ください。

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